今回はDDタープ(3x3)の張り方の紹介です。
パスファインダーはDDタープを使ったタープ泊の中でも有名な張り方の一つになります。ただ、気密性が高く夏では少し中が暑くなってしまうので、パスファインダーを基本として通気性のよいスタイルの紹介をしていきます。
夏用パスファインダー
夏用パスファインダーは上の写真のような張り方になります。
この貼り方のポイントとしてはタープが地面に直接つくことがなく通気性とある程度のプライバシーも確保することができます。また、上の写真では前側開けておりますが、前の開いている部分の角通しをカラビナなどでつなぐことで閉じることができます。
片側跳ね上げた際の写真
下の写真のように片方の固定を外して上げて反対側にもっていくことで開放できたり
日影が欲しい場合はもう一本1.8mのポールがあったり、木などがあればそこに結ぶことで下の写真のように日影を少し作ったりすることもできます。このスタイルであれば多少の雨であればしのぐことができます。
後ろから撮った写真
後ろから撮った写真は下記になります。
横から撮った写真
横から撮った写真は下記になります。
夏用パスファインダーに必要なギア
ステルス張りを張る際に必要なキャンプギアは下記になります。
DDタープ 3x3
冒頭にも書いておりますが、DDタープ3mx3mが1つ必要です。
ペグ
ペグについては固定しないといけないループが2か所とガイロープで3か所固定する場所があるため、最低5本必要になります。地面に近いループはペグで固定してもいいのでもう少し本数あってもよいです。
ポール
ポールは1.8mのものとサブに1.2mのポールの2本が必要になります。片側跳ね上げて利用したい場合はもう一本1.8mのポールの追加が必要です。
ガイロープ
ガイロープは2.4mのものが3本あれば事足ります。片側跳ね上げて利用する場合はもう一本2.4mが必要になります。
- DDタープ 3x3 :1枚
- ペグ :4本
- ポール1.2m :1本
- ポール1.8m :1本(片側跳ね上げて使う場合はもう1本追加)
- ガイロープ :3本(片側跳ね上げて使う場合はもう1本追加)
夏用パスファインダーの張り方
上の図がDDタープを広げた際のイメージ図です。写真の下部が入り口側の想定です。
ポールは入り口側は1.8m、奥のポールは1.2mのものをそれぞれ使います。
赤色の二重丸 :ペグを固定するループと場所
青色の丸 :中の空間を広げるためのポールを立てる場所
青色の二重丸 :メインの入り口側のポールを立てる場所
黄色の網掛け :立てた際の背面部分
オレンジの点線 :立てた際上に来る折り目
緑色の線 :ガイロープを張る場所
1.まず背面黄色の網掛け部分のペグを赤丸2か所に打ち固定いたします。
2.その後青の二重丸から出ているガイロープの先の赤丸部分のペグを打ち込み1.8m程度のポールで支柱を作りテンションをある程度かけるとタープ自体が立った状態になります。
3.次にの二重丸の両側のガイロープの先の赤丸部分のペグを固定して両側のバランスを意識しながらガイロープでテンションをかけ最後に中の空間を広げるために1.2mのポールを青の一重丸部分にたてると完成です。
この張り方の際は下の写真のように支柱を斜めに立てる必要があります。角度のイメージは下記図になります。
また、タープ下の通気用の隙間ですが1.8mのメインの支柱ポールの角度を垂直に近づけると隙間が広がり斜めにすればするほど隙間は狭まります。(あまりにも斜めにするとテントが倒れます。。。)
その他の張り方が気になる方は下記記事でDDタープ3x3を使ったテントの張り方まとめておりますのでご参考にしてください。
【DDタープ3x3張り方】 おすすめ張り方12パターン紹介 | CAM P RISM
メリット・デメリット
メリット
メリットは片側をオープンにし日影を作ることができる点と夏には少し風が通り緩和することができる点です。
睡眠時はある程度のプライバシーの確保ができ昼間は日影を作りながらその下である程度の作業スペースも確保できかなりお勧めです。
就寝時も下の隙間が少し空いているので風が通り涼しさも感じることができます。
デメリット
デメリットとしては、ポールの数が増えてしまうところです。
私は車を持たないキャンパーなのでどうしても荷物が増えてしまうと負担が増えてしまいます。車でキャンプに行かれる方はあまり気にならないかもしれないですが、荷物が増えていいことはないのでデメリットかと思います。
あと当たり前ですが、冬は少し寒いです。
おすすめの季節「夏」
この張り方はどちらかというと夏向けです。前が大きく開きまた下部も全体的に隙間を作り風が通りやすい形になっておりますので冬場にすると少し寒くなります。ただ冬でもできないというわけではないですが、少し寒いのではと思います。
まとめ
この形は夏にするタープ泊のスタイルとしてはかなりお勧めです。(もちろん冬でも可ですが)
この記事を上げている時期が冬なので何とも言えませんがぜひ夏になった際にこちら試してみてはいかがでしょうか?
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