今回は、キャンプの基本である焚き火において上手に火をつける方法について紹介していきます。
着火剤やガスバーナーなどを使えば簡単に火をつけることはできますが、大きな薪が手元にあってもなかなかうまく火をつけることができなかったりライターやマッチなどから火をつけるのに苦戦した経験がある方もいるかと思います。
そういった方にぜひ読んでみていただければと思います。
焚火において準備しておくべきもの
焚火をするにあたって事前に4つ準備が必要です。
- 薪
- ナタもしくは斧
- ライターやマッチ、ファイヤースターター等
- 麻ひもなどで作った火口(ほくち)
それぞれ役割をご紹介します。
薪
当たり前ですが、焚火をするにあたって薪を準備することが必要です。
もし木を伐採してもよい環境が周りにあればそれを解体して準備してもいいですし、キャンプ場などに行けば上の写真の用な薪を束で販売しているので購入も可能です。
ただ、この形ではいきなり火をつけるのは厳しいのでまだアイテムが必要になります。
ナタもしくは斧 + ナイフ
ナタもしくは斧とナイフは焚火において必須アイテムです。モーラナイフなど刃の厚みが太いものであれば一つでもできますが、それぞれ一本ずつあると作業がスムーズになり簡単に薪を割ったり削ったりすることができます。
ちなみに写真は小学校時代から持っている私のナタです。先日柄の部分が割れてしまって今度つけなおそうと思いながら3か月ぐらいたっています。。。
ライターやマッチ、ファイヤースターター等火種になるもの
火種がなくては焚火を作ることができません。個人的にはマッチがそのまま焚火に突っ込めるのでお勧めですが、風が強いとすぐに消えてしまうためライターなども持っておいた方がいいと思います。
次に必要なアイテムである火口など準備してある場合はファイヤースターターなどでも火をつけ宇rことができます。
麻ひもなどで作った火口(ほくち)
これはライターやマッチなどを使う場合はあってもなくても大丈夫かと思いますが、ファイヤースターター等実施する場合は必須アイテムかもしれません。
ないと火がつけられないかという話であればそういうわけではないですが、あった方が格段に火をつけるのは楽になります。
薪に火を移す手順
薪を割ったり削ったりして大小様々のサイズの薪を作る
まず最初のステップとして薪を細かく割る必要があります。
というのも大きな薪には火は基本的に燃え移らないため小さな破片や細い薪を作る必要があります。そのためにナタやモーラナイフ等でフェザースティックのようなものを作ったりすることで火を大きくする準備につながります。
薪を積む
次は準備した薪や細かな破片を積む作業になります。
火は基本的に上に向かって上がるので、上の写真のように下から順に火が映りやすいものを積む必要があります。この焚火をした際はマッチで火をつけましたがファイヤースターターを使う場合はこの薪を積んでいる一番下の真ん中に火口を入れておくとよいです。
火をつける
薪を積んだら次は火をつけます。
ここからは何を使うにしろ一緒で薪を積んだ一番下の細かな木の片に火をつけるようにします。ここまでくれば下に積んでいる細かな木の破片に火が映りさえすれば簡単に火が燃えあがってくるでしょう。
火が全体に燃え移り完成
上の写真のように上部に積んでいる比較的大きめの薪に火が映ってしまえばもう安心です。
火を安定させるためのポイント
定期的に薪を足していく
当たり前の工程ですが、焚き火に火が付いた後は定期的に薪を足し火を維持させる必要があります。
ポイントとしては先に入れた薪に全体に火が付いたタイミングで次の薪を足していくことがおすすめです。そうしないとどんどんと火が落ち着いてきてしまい、炎が上がらない状況になってしまいます。
焚火に炭を入れておく
焚火の中にいくつか炭を混ぜておくことをおすすめします。
炭は特性上火が上がっていなくとも熱をしっかりと持っているので火が消えてしまったとしても炭に火が映っていることによって再度火を簡単に上げることができます。
焚火の後始末について
焚火が終わった後は灰や燃えカスは必ずまとめてゴミとして処理することが重要です。
木が燃えたものだからそのまま捨てても自然に返るだろうと思われれる方もいるかもしれませんが、実は自然に返らないものですので注意が必要です。
指定の場所に捨てるか冷まして持ち帰って捨てるようにしましょう。
まとめ
今回は焚火の簡単に上手に火をつける方法の紹介でした。
薪の積み方は様々ありますが、今回はあくまで簡単に火をつけて焚火をするための説明であるので積み方の紹介については別の機会にできればと思います。
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