今回は、昔キャンプインストラクターの講習を受けに行ったときに、これだけ覚えておけば結構便利だよと教えてもらったふた結びの紹介をいたします。
これは今もキャンプに行く際よくテントやタープを張ったりするときによく使っております。
「ふた結び」とは
ふた結びとは「TWO HALF-HITCHES(トゥー・ハーフ・ヒッチズ)」とも言いロープの長さを調整することができる結び方になります。
キャンプにおいてはテントやタープ、ポールを立てる際に利用することができる結び方です。テント等張る際にテンションを調整することができます。
イメージとしては自在結びの簡易的な役割を果たす結び方になります。しかし、あくまで簡易的であるので強度としては自在結びには少し劣りますが、この記事後半で紹介する強化版もやい結びであればもう少し強度が確保できます。
ちなみに、自在結びの結び方下記記事で紹介しておりますので良ければご覧ください。
「ふた結び」結び方
以下手順でふた結びができます。
1.まずロープで輪っかを作ります。その際図のように先の紐を上に通します。
2.次に上からと押した紐の先の方を作った輪っかに沿って一周回します。
3.その後一周回したロープの先を輪っかの根元にもってきて、下に通す
4.紐の先を輪っかの根元かた紐の下を通した際にできた輪っかに通します。
5.そのまま紐を縛ると完成です。
おすすめポイント
こちら何がおすすめかというと紐の長さを調整することが可能な点です。
紐の長さを自由に調整できることが何がいいのか?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、テントやタープを張る際にピンとはることが重要になってきます。その際にテントやタープから張ったひもはペグなどに引っ掛けて固定すると思いますが、そのロープを単純に結んでいるだけだとテンションの調整ができないですが、この結び方でできた輪っかにペグを引っ掛けることで長さを調整することができます。
上記の図のように結び目のところを上下させることで紐の長さを調整することができます。
また、簡易型だと少し不安だという場合は強化することもできます。
強化版ふた結び
強化版手抜き自在結びは以下手順でできます。先ほどの手抜き自在結びができたところからの続きになります。
手抜き自在結びでも十分強度はあると思っておりますが、風が強いなど不安な時にお勧めです。
1.完成した手抜き自在結びからスタートします。赤矢印の先がロープの先となり、写真上部が輪っか部分になります。
2.赤矢印に沿ってロープの先を紐の下を一度通し(赤印)、その後紐の下を通すことによってできた穴にロープの先を通します。(青矢印)
3.最後に矢印の方向に引っ張ることで完成です。
これは2回目の結び目を作成しただけで、これを何度も繰り返すことで紐同士の接地面が増え摩擦も強くなりよりほどけにくくなります。
おすすめのガイロープ張っておきますのでよければご参考にしてみてください。
まとめ
このロープワークさえ覚えておけばもしキャンプに行った際、自在金具がなかったとしても、簡単に代用することができます。
私自身ロープを使って何かするとなった際ほぼ手抜き自在結びしか使わないのでぜひ練習して覚えておくと便利です。
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