ソロキャンプをやってみたいけど、どうすればいいのだろう...
近年、広がるキャンプブームの中で、ソロキャンプに興味を持つ方が非常に増えております。ただ、一からアイテムをそろえるとなるとなかなかハードルが高く、またソロキャンプ始めるにしても何から手を付ければいいのか悩んでしまう方も多いかと思います。
そんなお悩みを解消すべく、本記事ではソロキャンプについて必要な情報を網羅的にまた、押さえておきたいキャンプノウハウも含めご紹介いたします。
とにかく一度誰かに相談してみたい!という方がいらっしゃいましたら、CAM P RISMにてキャンプのご相談受付けております。
そもそもソロキャンプとは?
そもそもこの記事にたどり着いている方には不要な情報かもしれませんが、「ソロキャンプ」とは読んで字のごとく「ソロ」(一人)で「キャンプ」をすることのことを指します。
最近「おひとりさま」という言葉も流行っていますし、人気が出てきているキャンプスタイルである一方、前段でも書きましたが一人でキャンプというのはかなりハードルが高いスタイルにもなっております。
ソロキャンプの魅力【5つ】
一人でソロキャンって何がいいの?という方もいらっしゃると思いますが、素晴らしい魅力が5つあります。
- 緊張感・非日常感を強く味わえる!
- ひとりなので友人に気を使って疲れることがない
- 荷物が少なく、撤収が楽
- 初期投資が抑えられる
- リラックスして自分を見つめなおす時間が作れる
緊張感・非日常感を強く味わえる!
複数人で行うキャンプであれば周りとワイワイしながら楽しむことはできますが、何かあった時は周りに助けてもらったり安心感もあると思います。
しかし、ソロキャンプでは何をするにも一人で行う必要があります。そのため、気軽に助けてもらえないという緊張感を味わうことができ、グループで行うより非日常感の強い経験ができます。
ひとりなので友人に気を使って疲れることがない
一人でのキャンプだからこその緊張感がある反面、友人や家族と一緒にキャンプに行く場合常に気を使いながらキャンプを楽しむことになり、ストレスに感じてしまう場合もあります。
しかし、ソロキャンプであれば一人でのキャンプだからこその緊張感がある反面そういったストレスを感じることなく、自分のやりたいことを自分の好きなタイミングで楽しむことができます。
荷物が少なく、撤収が楽
ソロキャンプは一人なのでキャンプ道具の荷物が少なくなります。
そのため、パッキングや荷物の積み込みも非常に楽ですし、何よりグループキャンプとは異なり、テントも小さく使うアイテムも少なくなるため非常に撤収も短時間で済みます。
初期投資が抑えられる
グループでキャンプをする場合、大きなテントや人数分の椅子やそのほか多くのアイテムを集めること必要が出てきますが、ソロキャンプであれば自分が使う分だけ荷物を買いそろえればいいので初期投資が抑えられます。
》ソロキャンプの初期費用はこちらもちろん、良いものをそろえるとなると費用が上がってしまいますがキャンプ道具は何回かキャンプを経験するうちに自分の好みのスタイルが決まってく来ます。そのため、最初はリーズナブルなアイテムを揃えるのがおすすめです。
リラックスして自分を見つめなおす時間が作れる
自然の中でリラックスして一人の時間を過ごすことができるソロキャンプでは自分自身をゆったりと見つめなおす時間としても有効活用ができます。
ソロキャンプにかかる費用
ここでは一番重要な項目ともいえるキャンプにかかる費用について説明いたします。
ぶっちゃけいくらあれば初めてのソロキャンプ楽しめるかというと、実は最低ラインとしては1万円ほど確保すれば楽しいソロキャンプをはじめられます。
具体的には下記5つの費用が掛かります。
- キャンプギア代
- キャンプ場利用代
- キャンプ場までの移動費用
- 食材費用
- 薪・炭費用
キャンプギア代
■1万円~
キャンプギアの費用については上を見ると数十万と費用をかけることもできますが、安く済まそうとすれば1万円程度の金額でそろえることができます。
ソロ用のテントであれば安いものであれば3000円程度から購入することもできます。
1万円でアイテム揃える場合は防水性などに不安が残りますので、必ず晴天時にキャンプをしましょう。
キャンプ場利用代
■0円~
キャンプ場は場所によっては無料のサイトもありますが、多くは利用代が必要になります。
もちろんキャンプ場以外でもキャンプできる場所はありますが、許可をとったりする必要もあったりするため、キャンプ場を利用する方がおすすめです。
キャンプ場までの移動費用
■0円~
車、バイク、自転車、公共交通機関など様々な方法でキャンプ場まで行く方法があります。どの方法を使うかによって費用が異なります。
食材費用
■数百円~
食材費用についてはカップ麺などで済ましてしまえば数百円からで済ますことができます。ただ、キャンプといえばご飯がメインとも言えますのでしっかりお金をかけてよい食材を準備するのがおすすめです。
薪・炭費用
■1,000円~2,000円程度
薪や炭はキャンプ場であれば現地で販売しておりますので、その場で購入されるのがおすすめです。
値段はキャンプ場によって異なりますが、1000円~2000円ほどあれば十分な量が購入できます。
必要な道具
ソロキャンプにおいて最低限必要なアウトドアギアとあると快適にになるアウトドアギアを紹介いたします。
ここでは以下2つの観点でご説明いたします。
- 最低限必要なアウトドアギア
- あると快適になるアウトドアギア
※薪や炭、食料のような消耗品は除いています。
最低限必要なアウトドアギア
ソロキャンプをする上で最低限必要なアイテムは下記になります。
- テント
- 寝具(寝袋・マット)
- クッカー
- 焚火台
- ライター、マッチ
- LEDランタン
- ナタもしくは斧とナイフ
- まな板、カトラリー、食器
※ペグや必要な分のガイロープについてはテントの付属品についておりますので除いております。
あると快適になるアウトドアギア
快適なソロキャンプをするために必要なアイテムは下記になります。
- ペグ
- ランタン
- バーナー
- ガイロープ
- タープ
- コット
- チェア
- ミニテーブル etc...
最低限必要なアウトドアギア・あると快適なアウトドアギアについて詳細下記よりご覧ください。
ソロキャンプにおいて「必須」アウトドアギア・「あるとよい」アウトドアギア紹介
初めてのキャンプ場の選び方・基準
初めてのキャンプは場所選びが非常に重要です。重要な4点を抑えて楽しいソロキャンプを始めましょう。
- 有名で利用人数がそれなりに多い
- キャンプ場に管理人がいる
- トイレ、シャワーなど使いたい設備がある
- アクセスの良さ
有名で利用人数がそれなりに多い
まず一つ目のポイントとしては有名で利用人数がそれなりに多いキャンプ場を選ぶことです。
人の目が多いということは盗難などの予防にもなりますし、ソロキャンプのさみしさや不安感も少し紛らわせることができます。
キャンプ場に管理人がいる
キャンプ場に管理人が駐在しているかも重要なポイントです。
何かあった時に相談することもでき、安心して初めてのソロキャンプに臨むことができます。
トイレ、シャワーなど使いたい設備がある
トイレは少なくともほしい設備です。
もしキャンプに行ってお風呂に入ったりシャワーを浴びたいという方は必ず事前にキャンプ場に併設されているかもしくは近くに温泉などあるか確認をしてキャンプ場を選びましょう。
アクセスの良さ
アクセスの良さもポイントです。
初めてのソロキャンプでは気も張って疲れてしまうので、いきなり遠くに遠征してしまうと帰り道ぐたりしてしまうため近場でアクセスの良い場所を選びましょう。
キャンプ場到着から撤収までの基本的な流れ(例)
あくまで一例ではございますが、キャンプ場到着から撤収までのソロキャンプの基本的な流れは下記のようになります。
- キャンプ場で受付・お支払い
- テントの張る場所を決める
- テントやタープの設営
- 日没前に夕食の準備
- 焚き火の開始
- 夕食&晩酌
- 就寝
- 起床
- テントや寝袋を干す
- 朝食の準備/食事
- テントやタープ、キャンプギアの片付け
- 撤収
以下、それぞれについてポイントを簡単にご紹介していきます。
①キャンプ場で受付・お支払い
まずキャンプ場に到着したら、受付とキャンプ場利用料のお支払いを済ませましょう。この際にキャンプ場のルールなど教えていただけます。
②テントの張る場所を決める
受付が終わったらテントの張る場所選びです。周りのキャンパーの設営場所にも気を掛けながら良い場所を選びましょう。
③テントやタープの設営
場所が決まったら設営です。テントやタープを張るのはもちろん、この際に寝る場所も含めてすべての準備をしてしまいましょう。
④日没前に夕食の準備
ランタンを持っていれば大丈夫ですが、火が沈むと作業しづらくなってしまうため日没前の夕食の準備がおすすめです。
⑤焚き火の開始
夕食の準備ができたら次は焚火の開始です。これも日が暮れる前に焚き火に火をつけられるとよいです。※日が出ている時から焚火を始めても問題ございません。
⑥夕食&晩酌
それが終わればいよいよ夕食と晩酌です。ランタンと焚き火の明かりでゆったりとした時間を過ごします。
⑦就寝
晩酌が終われば就寝です。必ず焚き火や炭の火は消火してから睡眠しましょう。
⑧起床
日出とともに起きます。
⑨テントや寝袋を干す
朝はテントや寝袋が夜で結露して濡れいたりします。乾くまで少し時間かかりますので、起床後まずはそれらを干すところからはじめましょう。濡れたテントや寝袋などは日のしっかり差すところに置くようにしましょう
⑩朝食の準備/食事
テントや寝袋を干したらゆっくりと朝食をとります。
⑪テントやタープ、キャンプギアの片付け
撤収時間を意識しながら、テントやタープ、キャンプギアを片づけていきます。途中休憩できるようにチェアは最後に片づけるのがおすすめです。
⑫撤収
原状復帰できたか、忘れ物がないかよく確認して撤収です。
これだけは押さえておきたい!ソロキャンプのノウハウ
テントの張る場所の選び方
空いている場所であればどこでもいいのではと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、設営場所は非常に重要です。
下記3点を意識して張ると快適なキャンプを楽しめます。
- 設営する場所が平坦かどうか
- 大きな石などがごろごろしている箇所は避ける。
- 景色が良い方向が出入口になるように張る
テントを張る場所=睡眠する場所なので良い場所をしっかり選びましょう。
焚火のつけ方
①薪を割ったり削ったりして大小様々のサイズの薪を作る
大きな薪には火は基本的に燃え移らないため小さな破片や細い薪、フェザースティックなどを準備します。
②薪を積む
火は基本的に上に向かって上がるので、下の写真のように下から順に火が映りやすい小さな薪からを積みます。
③火をつける
薪を積んだ一番下の細かな木の片に火をつけると簡単に火が全体に広がります。
④火が全体に燃え移れば完成
上部に積んでいる比較的大きめの薪に火が映ってしまえばもう安心です。
焚火の火のつけ方の詳細について気になる方は下記記事合わせてご覧ください。
【焚火の基本】焚火をする上で簡単かつ上手に火をつける方法紹介
炭への火のつけ方
楽な炭への火のつけ方として2パターンあります。
- 焚き火の中に炭を入れて火をつけるやり方
- 着火剤を使って火をつける方法
焚き火の中に炭を入れて火をつけるやり方
これは焚火がある前提ですが、この焚火の中に炭を入れてしまうのが非常に楽な炭への着火方法です。炭は火が付くまで長い時間火をあてる必要であるため焚き火に入れてしまうのがおすすめな理由です。
着火剤を使って火をつける方法
着火剤を使って火をつける場合のポイントとしては、着火剤をケチらないことです。少し多いのではと思うぐらいに着火剤を準備し、それを覆うように炭を積んでおくと簡単に火が付きます。
火の始末の仕方
火の始末は睡眠前に必ず行うようにしましょう。
焚き火、炭両方とも水をかけてしまえば簡単に消化できますが、理想としては燃やし切って消火することがおすすめです。
焚火台などを使っている場合水をかけてしまうと煤と水が合わさり焚き火台に汚れがこびりつき清掃が大変になりますし、煙も非常に出ます。
また、火消壺などを持っていればそこに入れて消火することもできます。ソロキャンプ向けとしては下記のような袋状のものであれば持ち運びもコンパクトにできおすすめです。
焚火に必要な薪の量
案外困るのが薪を買う量です。
一泊のキャンプをするけど薪どれくらい購入すればちょうどよい量を購入できるかがわからないという方多いと思います。正確な数字というわけではないですが、薪1kgあたり1時間くらいをイメージしておけばよいかと思います。
日没~就寝まで5時間程度焚火をすると想定すると5kgほど購入しておけばよいでしょう。
ただ、木の種類により多少燃焼時間変わります。
ソロキャンプの注意点
荷物の盗難
ソロキャンプはグループキャンプとは違い完全に一人でのキャンプになりますのでより一層盗難に注意が必要になります。下記5点意識されることをおすすめします。
- キャンパーが多くいるとことに設営する
- 設置場所を離れる際は貴重品は必ずすべて身に着ける
- 内側に収納(ポケット)などがついた寝袋を使う
- 睡眠時にテントもしくはタープの外にギアを置いておかない
- 周りのキャンパーに見ておいてもらえるよう相談する
- テントがある場合は鍵をかける
キャンパーが多くいるところに設営する
人が多いところに設営すると周りに目につきやすく、盗難にあいやすいのではと思う人もいるかもしれません。
しかし、周りの目があるからこそ盗難をしてしまう人も目につきます。そのため盗難から身を守ることにつながります。
設営場所を離れる際は貴重品は必ずすべて身に着ける
少しぐらいの間であれば大丈夫であろうという油断が被害にあってしまう原因になるので、しっかりと財布や鍵、携帯などは身に着けて移動するようにしましょう。
内側に収納(ポケット)などがついた寝袋を使う
寝袋側にうちポケットがついていればそこに財布や携帯、鍵などをいれておくと寝やすくなりかつ盗難防止にもなります。
睡眠時にテントもしくはタープの外にギアを置いておかない
夜間就寝中の盗難の可能性もあり、見えるところにそのままギアを置いていくと盗難の被害にあってしまう場合もあります。
周りのキャンパーに見ておいてもらえるよう相談する
設営時に挨拶をして仲よくなっておくことでこういった相談がしやすくなりますし、もしお願いできなかったとしても何かあった際は教えてくれたりします。
ただし、少し知らない方に声かけるのは少し難易度が高いです。
テントがある場合は鍵をかける
下の写真の赤枠で囲んでいるようなチャックの根元部分に南京錠タイプの鍵をつけておくこともおすすめです。
詳細が気になる方は下記記事ご覧ください。
蚊やアブなどの虫対策
夏にキャンプをする場合は非常に虫にも悩まされてしまいます。意識するポイントは3つです。
- 虫よけスプレーを塗布する
- 蚊取線香を使う
- 長袖長ズボン(肌の露出を控える)
虫よけスプレーを塗布する
キャンプやバーベキューのようなアウトドア活動の虫よけといえば虫よけスプレーが一番にあげられます。
スプレータイプとミストタイプの2種類が基本的に売っているかと思いますが、ミストタイプがおすすめです。
蚊取線香を使う
これも夏の虫対策の代表格で非常に優秀な対策です。
ただ、風などが吹いているとどんどん煙が流れてしまうことがあるため、その効果を最大限発揮できない場合もあります。
長袖長ズボン(肌の露出を控える)
虫対策だけでなく怪我の予防にも役立ちます。
しかし、服だけではどうしても隙間ができてしまいそこから虫にかまれてしまったり、薄い服装だと服の上からでも蚊にかまれたりしますので夏用の対策としてはこれ単体では微妙なところです。
以下タープ泊に着目した虫対策ですが、良ければ合わせてご覧ください。
これだけは守ろう!ソロキャンプの際のマナー
自分だけでなく、周りも気持ちよくキャンプを楽しめるように下記4つのポイントを意識してキャンプを楽しみましょう!
- ゴミの処理ルールの順守
- 直火禁止エリアで直火で焚火をしない
- 夜は静かに過ごす
- テント設営場所の配慮
ゴミの処理ルールの順守
ゴミはキャンプした後においておかず、必ずキャンプ場の処理ルールに従ってゴミを捨てるように致しましょう。
直火禁止エリアで直火で焚火をしない
キャンプ場は直火を禁止している場合もございますので、直火で焚火をしたい場合でルールが明確に記載されていない場合は必ず管理人の方に確認しましょう。
基本は焚き火台を利用するのがおすすめです。
夜は静かに過ごす
多くの人がキャンプしておりますので、必ず夜は周りに配慮して静かに過ごしましょう。
テント設営場所の配慮
設営場所を決める際は周りのキャンパーへの配慮が必要です。
隣のテントと近くなりそうであったり、景色を遮ってしまうようなところにテントを立てたい場合は必ず影響を受けるであろうキャンパーの方に確認してからテントを張るようにしましょう。
それでもやっぱりソロキャンプは不安...そんな方向けサポート
ここまでソロキャンプのやり方について記載してきました。
しかし、やはり初めてのソロキャンプは不安だ...という方はいると思います。
私が初めてのソロキャンプの時も非常に不安でした。ただ、私の場合たまたま隣に優しいキャンパーの方がおり助けてもらえましたが、必ずそういった方と出会えるとは限りません。
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参考:ソロキャンプのよくある疑問
こちらについてはご質問等いただきましたら随時追加していきます。
ソロキャンプの空いた時間の過ごし方は?
まとめ
今回はソロキャンプを始めてみたい方向けに必要な情報を網羅的にご紹介いたしました。
何かと不安が多くあるかと思いますが、ぜひ本記事を参考に初めてのソロキャンプ挑戦してみてください!
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