今回はアルミ缶のプルタブを使った自在金具を紹介いたします。
キャンプに行った際に、自在金具を忘れてしまった場合でもビールなど持ってきている缶のプルタブを使えば代用できますし、まとめておいて普段使いでも問題ないと思います。
プルタブ自在金具の作る際のポイントと使用感を説明していきます。
そもそも自在金具とは?
自在金具とはテントやタープを張る際に使うロープに使うアイテムです。テントやタープからのびたロープに自在金具を使うことでロープをぴんと張ったり、緩めたりといったことを簡単に行うことができます。
自在金具でテンションの調整ができてしまえば自在結びなどロープワークも不要ですし、強い風などでロープがたるんでしまった際にもすぐに調整することができます。
自在金具については下記記事にてまとめておりますので良ければご覧ください。
【キャンプ基礎知識】自在金具について 種類・選び方おすすめ紹介 | CAM P RISM
材料/工具
材料
材料は1つだけです。
アルミ缶
アルミ缶が唯一必要なアイテムになります。使用するのはプルタブのみですのでアルミ缶と書きましたがスチール缶でも問題ございませんし、サイズも350mlでも500mlでも問題ございません。
工具
基本は不要ですが、使いやすく仕上げるためにあるといい工具を紹介します。
ラジオペンチ
ラジオペンチはプルタブのバリ部分を滑らかにするのに用います。ただ、必ずこの工程が必要というわけではないためラジオペンチ自体も必須アイテムというわけではありません。
作り方
簡単1STEPです。
1.アルミ缶からプルタブを外す
赤丸で囲んでいる部分がプルタブです。ここを手前に引いたり、戻したりを何度かすると簡単に外れます。
外れたら完成です!
+α.プルタブのバリ部分を滑らかにする。
1STEPでもちろん完成ですが、上の写真の裏を見てもらうとわかると通りプルタブにバリがついております。このバリにロープが少し引っかかってしまい、滑らかに締めたり緩めたりといった動作がしずらくなっております。
そのため、ラジオペンチを使ってこのバリ部分を織り込みロープに引っかからないように調整することでより使いやすくなります。
必ずしもこの工程が必要なわけではなく、やった方が少し使いやすくなる程度です。
現場で応急的に使う場合であればこの工程は不要です。
使用感
上の写真は実際に使った時の写真です。
穴は2つですが、3つ穴タイプの自在金具と同じように利用するできます。今回はバリをきれいに加工したものを使いましたが強度的にも問題ございませんし、使いやすさとしても特段一般的に販売されている自在金具との違いは感じませんでした。
ただ、あくまで見た目はプルタブなのであまり使いたくないという方はいるとは思います。
また、使い方も3つ穴タイプの自在金具と同じなので片側をロープ上部をつかみ下に下げながら写真のようにプルタブのロープの端を固定している方を上げ、上下に移動させることができます。
・使い勝手は一般的な自在金具と遜色なし
まとめ
今回はアルミ缶のプルタブを使った自在金具を紹介いたします。
冒頭でも書きましたがキャンプに行き自在金具を忘れてしまった際には、ぜひビールなど持ってきている缶のプルタブを使って代用してみてはいかがでしょうか。
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