【キャンプ基礎知識】2種類のガス缶、「CB缶」と「OD缶」の違いとそれぞれの特徴

今回はCB缶とOD缶について違いとそれぞれの特徴を説明していきます。

全然形状のことなるこの二つのガス缶ですが、意外とどちらを指すのか分からなくなってしまうことがあるかと思います。それぞれの特徴はもちろん、覚えずらい名前のお覚えやすい方法も含めてご紹介いたします。

CB缶（シービー缶）とは

CB缶は上の写真の形状のガス缶を指します。

名称：Cassette Bombe 缶（略してCB缶）

コンビニやスーパー、100円ショップでも購入できるのがCB缶の特徴の一つです。家庭用として開発されたガス缶であるため、非常に安価で手軽に購入でき、アウトドアに興味のない方にも広く知られているガス缶になります。

ただ、家庭用に開発されているためアウトドアでの使用に際しては少し火力不足を感じたり冷えてしまった時の火の安定感や着火しない場合もあります。

OD缶（オーディー缶）とは

OD缶は上の写真の形状のガス缶を指します。

名称：OutDoor 缶（略してOD缶）

名前の通りアウトドアでの利用を前提に開発されたガス缶となります火力も高く、冷えに対しても安定感もあります。また、このガス缶自体が土台として利用できるような形状に設計されており、かつこの形状はクッカーなどの中に入れて持ち運んだりすることができたりもしますので非常に荷物をコンパクトにすることができます。

ただ、アウトドア用であるからこそ身近な店ではホームセンター、アウトドアショップにしか置いていなかったり、価格もCB缶に比べ少し高くなっております。

CB缶・OD缶の比較

上記比較表を見ていただければわかる通り、CB缶とOD缶はそれぞれにメリットとデメリットがあります。

2つを比較した時重量はそれほど変わりません。しかし、入手のしやすさ、価格についてはCB缶が勝っていますが、残りのすべての項目（携帯性、火力、火の安定性、寒さへの耐性）についてはOD缶が勝っております。

CB缶とOD缶違いの覚え方

覚え方ですが、非常に単純で略称の「CB缶、OD缶」ではなく、名称の「 Cassette Bombe缶 、OutDoor缶」で覚えておくと簡単に区別ができます。

Cassette Bombe缶だけ覚えておいてもどちらかわかりませんが、 OutDoor缶を覚えておけばアウトドア用のガス缶といえばというところでキャンプ向けのあの形状が連想され思い出すことができます。

キャンプにおいてはどちらの方がいいのか？

キャンプにおいてどちらがいいかという単純な話であれば圧倒的にOD缶の方がおすすめになります。

しかし、キャンプスタイルはそれぞれ違います。暖かい季節であれば火の安定性や着火しないという心配もありませんし、そもそも火力もそこまでいるのかという話もあります。

機能面ではOD缶がもちろん優れておりますが、CB缶でも十分に役割をはやしてくれます。

CB缶・OD缶用おすすめバーナー

バーナーはガス缶を使って火をおこし調理等をするための器具です。火を取り扱うもののため、危険も多く安い製品も多く販売されておりますが、ある程度信頼のあるメーカーの製品を利用することをお勧めします。

CB缶向けバーナー

CB缶向けバーナーとしてイワタニとSOTOの2つの製品を紹介します。

OD缶向けバーナー

OD缶向けバーナーとしてプリムスの2つの製品を紹介します。

まとめ

今回はCB缶とOD缶についてご紹介してきました。

それぞれ良さというものがあり、各々のキャンプスタイル好みに合わせてガス缶、バーナーを選んでいただければと思います。